【初心者はまずコレだけ押さえよう!①】副収入の確定申告ー青色申告・白色申告

確定申告

副収入があると確定申告を自分で行う必要が出てきますよね。

なんとなく難しいイメージがあるからできればやりたくない、、、のではないでしょうか。

ゆと
ゆと

実はネットでもパパっとできるほど、意外と簡単なんです!

特に還付金がもらえる可能性が高い人には是非やっていただきたい確定申告。

今回は、申告のハードルが少しでも低くなるように、申告の種類について
基礎的な部分を解説します!

ご自身が確定申告した方が良いのか迷っている場合は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

ゆと
ゆと

本記事の執筆者です。

✓積立NISAを初めて4年間
✓国内株式取引は楽天証券
✓米国株式取引はSBI証券

初心者が抑えるべきポイント4つ

確定申告には白色申告と青色申告があることは、聞いたことがあるのではないでしょうか。

でもこの2つの違いって、よく分かりませんよね。

そんな皆さんに朗報です!

ひとまず押さえておいておくべき違いはこちら↓

✓白色申告は簡単だけど特別控除がない
✓青色申告は複雑だけど控除額が大きい

以外と単純ですよね。

基本的には上記2点を把握しておけばよいですが、
もう少し詳しく知りたい、という方のために、4つのポイントに絞って違いをまとめました。

特徴白色申告青色申告
①手続き・書類等の簡易性比較的簡単比較的複雑
②対象者開業届を提出していない人開業届を提出した人
③所得税の控除一般的な控除以外はなし青色特別控除といった特別な所得控除も適用される
④赤字繰越なしあり
白色申告と青色申告の違い

ゆと
ゆと

1つずつ確認していきましょう!

① 手続き・書類等の簡易性

青色申告は確定申告前に別途開業届等の申請が必要ですし、申請時の提出書類、保存書類も多めです。
正規の簿記の原則での記帳(複式簿記)も必要になります。

一方、白色申告をするために必要な申請は特にありません。
また、提出書類は、確定申告書Bと収支内訳書のみ。帳簿も簡易的なもので大丈夫です。

② 対象者

青色申告をするためには、その年の3月15日までに
「青色申告承認申請書」と「開業届」を所管の税務署に提出する必要があります。

つまり、個人事業主になる、ということですね。

この提出方法は郵送・直接提出・e-taxの3つが選べますが、断然E-tax申請がおすすめです。

申請を忘れると、その年は白色申告で、翌年から青色申告の適用となります。

③ 所得税の控除

白色申告には青色申告、白色申告どちらでも一律で受けられる48万円の控除のみとなります。

一方青色申告では、特別な控除が追加されます。

なんと、複式簿記かつe-tax申告をすれば65万円の控除が適用されます!

簡易簿記でも10万円の控除を追加で受けることができるんです。

④ 赤字繰越

青色申告していた場合は、3年間赤字繰り越しができます。

開業して間もない時には経費がかさんだり収入が少なく、
赤字になる事も多いですよね。

具体的な例を考えてみましょう!

1年目:

  • 収入:100万円
  • 経費や控除額:120万円
  • 赤字:100万円 – 120万円 = −20  −20万円(赤字)

2年目:

  • 収入:150万円
  • 経費や控除額:100万円
  • 前年の赤字繰り越し:20万円
  • 課税対象額:150万円 – 20万円 = 130万円

    この場合、130万円が2年目の課税対象額となります。

1年目の赤字分を翌年度以降の黒字収入から差し引いて、課税対象額を下げることができる
というのが青色申告の強みです。

白色申告では、赤字だったとしても、翌年に繰り越しはできません。

青色申告がおすすめな人

✓ 年間収入135万円以上の人

✓ 副業を本業に移行しようとしている人

白色申告から青色申告に変更するタイミングは難しいかと思いますが、
個人的には、135万円というのが一つの区切りになると考えています。

月12万円程度の収入ということですね。

年間135万円の収入があると、基礎控除48万円に加えて特別控除65万を差し引いて
ほぼ差し引きゼロになるので、控除の恩恵を最大に受けられます。

あとは、副業を本業にしていこうと考えているのであれば、
個人事業主として申請をして青色申告することをお勧めします。

白色申告がおすすめな人

✓ 年間収入135万円未満の人

✓ 副業を始めたばかりの人

こちらは、青色申告をおすすめする人以外ということですね。

毎月の収入が12万円以下の場合には、
副業として活動する間は白色申告でも良いかもしれません。

また、副業を始めたばかりの時には、教材費やセミナー代等の経費がかさむと思うので、
青色申告にしなくても所得は少なくなることが多いです。

この時、所得が20万円以下になったとしても、
確定申告はしたほうが良いことがあるので、気になる人は以下の記事を参考にしてみてくださいね。

まとめ

いかがでしょうか。

言葉では聞いたことがあったであろう、
白色申告と青色申告について少しは理解が深まったでしょうか。

もし何か不明点等ありましたら、問い合わせフォームから連絡くださいね。

タイトルとURLをコピーしました