「家を建てたい」と思ったけど、何から始めればいいのかわからない。
私たち夫婦の家づくりは、そんな“完全初心者”の状態からスタートしました。
土地もまだ、ハウスメーカーもまったく決まっていない。間取りに関しても、必要な広さもイメージがつかめていない。けれど、性能にはこだわりたいし、太陽光や蓄電池も導入したい。
この記事では、そんな私たちが「ハウスメーカーをどうやって絞っていったか?」という点にフォーカスしてご紹介します。これから家づくりを考える方にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。
家づくりの大まかな流れと注意点
まずは、家づくりの大まかな流れを整理しておきます。
私たちも最初はこの流れを理解できておらず、何をいつまでに決めればいいのか混乱しました。
家づくりの基本的なステップ:
- 情報収集(ネット・SNS・展示場など)
- 予算の確認(FP相談や住宅ローン審査)
- 土地探し
- ハウスメーカー選定・間取り作成
- 建築請負契約
- 着工〜完成・引き渡し
私たちは2025年1月から情報収集とFP相談を開始しました。
実際に家づくりを始めてわかったのは、土地探しとハウスメーカー選びは同時進行が必須ということです。
気に入った土地が見つかってからゆっくりハウスメーカーを決めようと思っていましたが、現実には土地が決まってから契約までは約2週間ほどしか猶予がありません。
また、土地の広さや形状によって入れられる間取りが変わるため、土地を選ぶ段階でハウスメーカーの意見をもらうことがとても重要だと知りました。
私たちの状況と希望条件
改めて、私たちが家づくりに求めた条件を整理すると、次のようなものでした。
■ 希望エリア(優先順位)
- 東京23区
- 千葉県
- 埼玉県
- 東京23区外
- 神奈川県
職場との距離や将来的な資産価値、地価のバランスを考えてこのような順番にしました。
■ 予算について
FP(ファイナンシャルプランナー)に相談したところ、無理のない範囲で最大7000万円まで住宅ローンを組めるとのこと。
でも、住宅ローンを最大まで借りるのはリスクが高いと感じ、1000万円引いた「6000万円」を上限予算としました。
■ 家づくりで重視したいこと
- 高断熱・高気密などの性能重視
- 太陽光+蓄電池は必須(光熱費対策+災害時の安心)
- 営業主導ではなく、じっくり間取りを考えたい
- アフターサービスや保証の充実度もチェックしたい
ハウスメーカー選びで重視したポイント
私たちは、次のような考え方で候補を絞っていきました。
① ハイブランド系は実際に見学。でも予算オーバーで断念
三井ホーム、積水ハウス、ヘーベルハウス、住友林業など、いわゆる「ハイブランド」と呼ばれるハウスメーカーは、性能・デザイン・安心感ともに非常に魅力的でした。
実際に展示場に足を運び、話も聞きましたが、営業の方から「この予算ではかなり厳しい」と正直に言われました。
建物価格だけで3000万〜4000万円かかることが多く、土地代・諸費用込みで6500万円以内に収めるのは現実的ではないと判断し、候補から外しました。
② ローコスト系はオプションを入れると割高に
一方、1000万円台〜2000万円前半で建てられるローコスト系のメーカーも検討しました。
一見すると価格は非常に魅力的だったのですが、標準仕様では断熱性や気密性に不安があり、太陽光・蓄電池の追加、耐震等級アップ、間取りの自由度を確保しようとすると、どんどんオプション費用が加算。
結果として、ミドルコストの性能重視メーカーと同等か、それ以上の価格になる可能性が高いことが分かりました。
それなら、最初から性能がしっかりしているメーカーに絞ろう、という結論に至りました。
③ 「ミドルコスト×性能重視」メーカーに絞る
予算内で性能も妥協せず、間取りもある程度自由に考えられるハウスメーカーを探すことに。
検討候補となったのは、以下のようなメーカーです:
メーカー名 | 特徴 | コメント |
---|---|---|
一条工務店 | 「家は性能」、高断熱・高気密の代名詞。太陽光標準搭載。 | 性能重視の方には鉄板。ただし仕様がやや固定的とも言われる |
桧家住宅 | Z空調など全館空調が魅力。価格と性能のバランスが良い。 | 間取りの自由度が高く、選びやすい印象。 |
ヤマト住建 | 高性能住宅+価格抑えめ。太陽光・蓄電池対応。 | コスパを重視する人向けと言われる印象。 |
アイ工務店 | 間取りの自由度が高く、価格も比較的お手頃。 | 営業によって提案の差があるとの口コミも。 |
今後の進め方とまとめ
現在はこれらのハウスメーカーの資料を取り寄せたり、展示場を訪問したりしながら比較中です。
最終的には営業さんとの相性や、土地にどんな間取りが入るかの提案力も決め手になりそう。
「家づくりは、住宅性能だけでなく“人との相性”も重要」だと感じています。
まとめ
家づくりは、思っていたよりも“情報戦”です。
私たちは性能・間取りの柔軟さ・将来的な安心感を重視して、ミドルコスト帯のハウスメーカーを中心に検討することにしました。
まだまだ土地探しもこれからですが、「なんとなくいい家」ではなく、「住んで満足できる家」を目指して、これからも1つずつ進めていきたいと思います。
今後は、実際に見学したメーカーのレビューや土地探しの進捗についてもブログにしていく予定です。
同じように家づくりを始めた方の参考になれば嬉しいです!
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