日本での研修が始まってから考えて、ちょうど5か月目。配属先に初出勤しました。これからどんな活動ができるのかドキドキワクワクです。
配属先について
首都から海沿いに約1時間西に進むと、私の配属先がある地域に到着します。日本人はおそらくいないエリアです。
配属先は2000年に設立された公立高校。午前と午後の2部制で、全校生徒は1850人程度もいるマンモス校なんです。

内訳としては、1クラス約50人で、CT(Ciencia Tecnologia /科学技術?)とCSH(Ciencia Sociedade humano / 人間社会科学?) の2専攻あり、各専攻に5-7クラスあります。
日本で言う文系と理系って感じですかね。日本だと生徒が選べますが、東ティモールではランダムらしいです…理科や数学を学びたくてもCSHに入ってしまうと授業を受けることすらできません。加えて大学を受験する際には、理系を学んだ人は理系の、文系を学んだ人は文系の大学しか選べないっぽいし、その中でどの専攻になるかはランダムらしいです。なんかかわいそう…
先生は多い方だと思います。各学年、化学・生物・物理・地学の4科目それぞれに先生がいます。言語もインドネシア語・英語・ポルトガル語・テトゥン語の4科目あります。体育の授業や宗教の授業もあり、合計すると13科目以上あるので、先生には恵まれている学校の1つでしょう。
授業の時間割
学校は午前と午後の2部制。午前2コマ(120分×2)、午後2コマ(120分×2)が基本で、教科によっては3コマ(80分×3)です。
120分も集中持つのかな、と心配ですよね。
そんな心配ご無用!120分の枠の中で点呼や資料配布をすることに加え、授業時間から20分経ってから先生が授業に入るので、実際には60分程度しか勉強していません笑
時間通りに授業に行くと、生徒が集まりきっていないので、あえて遅く入るらしいです。けど、先生が遅く行くからさらに生徒も遅く来て…っていう悪循環よねって個人的には思います。
テキストについて
化学と数学は1冊2ドルで生徒がコピーテキストを購入しています。その他の科目に関しては、基本は先生のみテキストがある状況です。たまに写真が多い単元があると、その学期だけテキスト購入があるようです。

全科目テキストないものだと思っていたので、必要に応じてコピーを渡すという判断をしているこの学校はちゃんとしていますよね。
テキストはポルトガル語。先生たちは説明はテトゥン語で、板書はポルトガル語でしています。

化学
化学はテキストに入る前に必要な基礎知識をまずは勉強しているので、テキストの内容が実際の教育内容と合っていません…その基礎知識の教え方も、各クラスによって様々なので、先生が参考にできるプレテキスト的なものがあればいいなと感じています。
数学
数学はテキストがあるのに、テキストと同じ内容を黒板に写しているので、全く意味がない!生徒は全てテキストを読み上げているだけです。テキストとは別の数字でやるとか、工夫をする必要がありますね。
地学
地学は1学期はテキストがないですが、テキストを写すことでポルトガル語の単語を覚えるので、意味がある時間であると先生方は考えています。テキストの板書は先生ではなく生徒がやっているのも良いな、と感じました。
先生たちの考え
私がヒアリングした限りではありますが、先生方の考え方はだいぶ共感できることが多かったです。この高校で学んで、大学行って、先生として戻ってきている人も何人もいました。
① 繰り返し教えることが大切
理解できていないまま次に進んでも何も意味がないので、指導要領に沿う事よりも、生徒の理解度に合わせて授業を進めている。
② 待ちの姿勢の生徒が多い
板書を写し終わったらボーっとしている。(←これは日本も同じかも?(笑))例題を出しても解こうとしない。誰かできる子が前に出て答えを書いてくれるのを待っている。
③ 一人で考えるのが苦手
諦めが早い、とも言えますね。分からないって思ったら考えることを放棄してしまう生徒が多いです。②と共通する部分もありますよね。
私の考え
教室を巡回すると、例題を考えようとしない子が多かったのは確かです。ただ、頑張って惜しいところまで回答できている生徒に助け舟を出すと、その他の子もこれはどう?って自分なりの考えを見せてくれようとしてきたので、なにか解決策は見出せそうです。
先生達が例題を出した後に前でじっと前で待っているのをやめて、巡回するようになるだけでも変わるのかなって思いました。
数人は分かっている子がいるので、グループワークをさせると互いに説明しあえていたので、これは使えそう。ミニ先生的な存在を作ると、50人クラスでも何とかなりそうです。
自分たちで解けた時にやったぁって喜んでいる生徒が多いこと多いこと。やればできる、もっと他のも分かりたい、と言う感覚をたくさん感じてほしいと思いました。生徒が合っていても褒めない先生がいるので、褒めてあげてほしいです。
また宿題をやってきていない子も多いので、宿題をやりたくなる環境を作りたいです。やっぱりそれには、解けたら嬉しい、という気持ちを持ってもらうことが大切だと私は思います。
興味関心があれば、自主的に勉強するようになる!
面白いと思ってもらえるように、2年間頑張ります!!


コメント